新しいグローバルビジネスの教科書 山田英二

@さらに、もうひとつ、人はビジネスは単独で成り立っていると考えてしまいがちだということだ。だが、ビジネスは社会の寄生虫のようなもので、社会のインフラシステムの基盤が整っていないと成り立たない。

@しばらくしてコンサルティング・ファームを退職し、投資ファンドに行った。そこで非常に大きな発見をする。前職の事業会社やコンサルティング・ファームとはまったく異なる発想に出会ったのだ。

「船を選ぶ」

投資会社の発想はこうだった。つまり、事業会社やコンサルティング・ファームが「漕ぎ手」を重視するのと違って、投資会社は船が大切と考える。乗る船がポンコツであれば、いくら漕ぎ手が有能であっても船は満足に進まない。逆に優れた船を選べば、漕ぎ手の能力が多少、劣っていたとしても、大きな問題もなく進んでいく。

さらに、それよりも大切な視点を学んだ。

「潮目を読む」

最新鋭の船で機能性に優れ、漕ぎ手も有能だったとしても、潮目が悪い時には船を出すべきではない。潮目が悪い時に船を出すべきではない。無理をして出航しても、荒波に揉まれて大変な航海になるし、場合によっては難破することもある。環境の重要性を身にしみて考えさせられた経験から、グローバル化について議論をするようになったのである。

@なぜ、そうしたことが可能になったのか。
それはオプション(選択肢)が存在しているからだ。豊かな国はオプションが豊富にあるので、選ぶ自由も選ばない自由もある。しかし、貧しい国は自らオプションを手にしたことがないため、すべてのものを選ばないと気がすまない。
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