非属の才能

実にスゴイ文章を見つけました。非属の才能です。これを読んだ時、私のために書かれたのかと思いました。

ttp://www.zetsuyaku.net/pg386.html

以下、転載

「非属の才能」はじめに

 ・「空気が読めない奴」と言われたことのあるあなた
 ・まわりから浮いているあなた
 ・「こんな世の中おかしい」と感じているあなた
 ・本当は行列なんかに並びたくないと思っているあなた
 ・のけ者になったことのあるあなた

 おめでとうございます。

 あなたには"非属の才能"があります。


「みんなと同じ」はもうやめよう

 才能はどこにある?
 あなたの才能は、いったいどこにあるのだろうか?
 僕はこれまで、浸画の取材で数百人もの「才能のカタマリ」のような人たちに直接会って話を聞き、才能の在処(ありか)を探ってきた。

 その経験から見えてきたのは、
「才能というものは"どこにも属せない感覚"のなかにこそある」
 という一つの結論だ。

 学枚にひとりも友人がいなかったという爆笑問題の太田光(ひかり)に大槻ケンヂ、そして「高校三年間で五分しかしゃべらなかった」というお笑い芸人のほっしゃん。
 どんなギリギリの状況でも「YES」と言い続けるオノ・ヨーコに、「人の言うことは聞くな」と主張する五味太郎。「頭のなかを麻痺させるのがイヤだった」というよしもとばななに、「外界を見ろ」と叫ぶ富野由悠季。
 小学校のクリスマス会を「自主参加でいいですよね」と言って堂々とサボっていた井上雄彦に、一五歳にして女性とつき合う可能性を100%あきらめ、徹底的に自分の興味ある研究に没頭した荒俣宏。
 さらには、二四時間三六五日、魚のことばかり考えているさかなクンに、四〇歳まで自分が何者なのか悩み続けたのっぽさん......。

 彼らはみんな、自分のなかの「どこにも属せない感覚」を信じ続けた、言うなれば"非属の才能"の持ち主だ。

 少し別の言い方をすれば、「みんなと同じ」という価値観に染まらなかった人間とも言えるだろう。
 彼らは、群れの掟に従えば、人と違う自分だけの感覚、自分だけの才能がすり減ることを知っていた。だから、どんなに疎外され、いじめられ、孤立しようとも、まわりのみんなに合わせるようなことはしなかったのだ。
 彼らは、才能がどういうところにあるのか、本能的に感じ取っていたのだろう。

「みんなと同じ」時代は終わった

 ところで、僕たち日本人がどんな教育を受けているかといえば、どんな場面でも空気を読み、協調性を持つことがいちばん優先されるような教育だ。

 しかも、その多くは「協調」などではなく「同調」の圧力だろう。
「みんながそう言っている」という顔のないモンスターに逆らうと、とたんに仲間外れにされ、生きる場所を奪われる。
 誰にでもそういった経験が一度や二度はあるはずだ。

 たしかに、みんなが右を向いているときに左を向くのは容易なことではない。まわりが「だよねー」と連呼しているなか、ひとり「そうは思わない」などと言えば、いじめられたり、奇人変人だと煙たがられることは目に見えている。
 だから、日本人は主張しない。自分を押し殺す。
 そうすれば、とりあえず仲間はできるし、いじめられずにすむからだ。

 そんなこんなで、同調圧力がもっとも強い学生時代にまわりに合わせることを覚えた人間は、その気楽さゆえに、いつも行列のうしろに並んでいる自分の人生に疑いを持たなくなってしまう。
 「自分はどういう人間か?」「どう生きるべきか?」「幸せとは何か?」といった人生の大問題は無視され、うやむやになる。

 それでも、それなりに暮らせた時代はよかった。経済はずっと右肩上がりだったし、群れてさえいればソコソコの幸せを感じることができた。

 しかし、そういった「恵まれた時代」はついに過ぎ去ってしまった。
 いまや倒産やリストラは珍しいものではなく、格差や競争があたりまえの時代だ。
「どんなときも横並び」といった群れは淘汰され、才能のない人間は退場を強いられてしまう。

 言葉を換えれば、「どこに属しているか」より、「その人個人」の存在が問われるべき時代になったと言ってもいいだろう。
 そんな時代に幸せに生きることができるのは、「みんなと同じ」といった楽を選ばず、自分の非属の部分に目を向け続けた人間だ。

 もっと言えば、行列の最後尾に並ぶ人間ではなく、先頭に立ち、自ら行列を作るような人間だろう。
 ずっとまわりに合わせて生きてきた人間には、主張すべき「自分」というものがない。もちろん、「これが人と違う私だけの才能です」と胸を張ることのできるような才能もない。
 そんな人は、斬新な発想や独創性が決定的にものを言ういまの時代に、「使われるだけのパーツ」以上の働きは望まれないだろう。
 要するに、「才能のない人間」として消耗されてしまうのだ。

僕が漫画家になった理由

 僕はノートをまったく取らない子供だった。
 小学校の家庭訪問のとき、担任の先生が「こんな子ははじめてです」と頭を抱えていた光景をよく覚えている。
 先生たちに言わせると、僕は見事な「ダメ人間」だ。

 なんでノートを取らなかったかといえば、黒板を書き写しているフリをして、漫画のアイデアを書き留めたり、詩や散文を書いたり、「人生とは何か?」なんてことを考えたりしていたからだ。
 やることが多すぎて、授業を聞いている暇なんてなかった。だから、まわりのみんなが真面目にノートを取っているのが不思議でならなかった。

 学校も授業も先生も相手にしていなかった。
 そして、中学、高校でも毎日、授業も聞かず漫画を描いたり、謎の未確認動物の研究などを行ったりしていた。
 当然、まわりからは変人扱いされ、価値観の近い友達はいないし、テレビの話題にもついていけなかったが、孤独を感じたことはなかった。

 そんなこんなで、気がつくと二ー年もプロの漫画家をやっている。
 とはいえ、この職業は想像以上に過酷だ。
 連載のため睡眠は満足に取れず、食事もいい加減になり、命を削って描いた作品がいともたやすく酷評され、あっという間に打ち切られることもざらにある,

 それでも漫画を描いていると、ときどき、えも言われぬ幸福感が身体中を走り抜け、真夜中に叫びたいほど幸せな気持ちになることがある。
「ノッてきた、ノッてきたー」と言っていきなり笑い出す僕を、いつもアシスタントはあきれ顔で見ている。

 こんな僕に、「自分の才能はどこにあるのか?」といった悩みはまったくない。
「それはあなたがプロの漫画家だからだろ」と言われればそれまでだが、僕自身は、「真面目にノートを歌るような子供」じゃなかったからだと思っている。
 子供の頃から、自分のなかの「どこにも属せない感覚」に従って、同調圧力にも負けずに非属的に生きてきたからこそ、自信を持ってそう言えるのだ。

 もし、親や教師の言うことを素直に聞くような子供だったなら、漫画はとっくにやめていたはずだ。
「なんで僕だけ、こんなに漫画を描くのが好きなんだろう」という違和感を封印し、まわりの友達と同じように受験勉強に明け暮れて、いま頃、どこかで真面目に会社勤めでもしているのかもしれない。
 もちろん、それでも幸せに生きていく自信はあるが、いまの僕ほど自分らしく幸せな暮らしは到底、できないはずだ。

幸福な人生を送るための方法

 「なんか違うなあ」といつも心のなかで思っているあなた。
 実は、あなたには才能がある。
 ただ、まわりの空気を読んで、いい人を演じて、その違和感を押さえつけて、ないことにしてきただけなのだ。

 ところが、本当の才能や独創性といったものは、そういった属することのできない違和感のなかにこそある。
 僕が自信を持ってそう言えるのは、実際に、「はみ出し者」「変人」「引きこもり」「いじめられっ子」「妄想家」「ひねくれ者」の人たちが、その非属っぷりゆえに大成功をおさめた例を死ぬほど見てきたからだ。

 彼らは自分のやりたいことをやり、杜会になにかしらの影響を与え、そして、実に幸せそうに毎日を過ごしている。
 また、誰とでもうまくやっているように見える人でも、心のなかに「どこにも属せない何か」を抱えていて、クリエイティブの源は案外そのあたりにあるということも経験からわかってきた。


才能は、意外に身近なところにあった。
 幸せに生きるための方法も、実はカンタンなものだった

 そんなにむずかしく考える必要はなかったのだ。

 もし、あなたが「自分にはみんなと違うところがある]と感じているなら、そのみんなと違う部分をもっともっと誇っていい。

 もし、あなたのなかに奇人変人の気質があるなら、どうかその気質を恥じるのではなく、思いっきり自信を持ってほしい。

 もし、あなたがまわりから孤立して、絶望しているなら、いずれその経験があなたの人生をすぱらしいものにしてくれることを知ってほしい。

「生まれながらの天才にしか、才能はない」
「まわりに合わせて我慢しないと、幸せにはなれない」
 これは嘘だ。道はある。

 あなたのなかにも必ず才能は眠っているし、どんな人でも自分らしく、幸せに生きることができる。
 才能の扉をこじ開け、幸福な人生を送るための鍵は、"非属"というキーワードのなかこあるのだ。

関連記事
  1. ファシリテーター アンケート
    *自分が持っている前提に気付いた。@好きなこと、やりたいことを職業に出来なかった...
  2. ニーチェ 奴隷
    「あらゆる人間は、いかなる時代におけるのと同じく、現在でも奴隷と自由人に分かれる...
  3. 過去への手紙 最終回?仮1
    1美、経済、雇用、職業紆余曲折合ったけれど、少しずつ賢くなっている。20年前には...
  4. 職業と自己実現
    http://ameblo.jp/bassist-bun/entry-12229...
  5. 過去への手紙 2016,1123
    過去への手紙Q3 2016、1123@職業、経済、雇用について理解した。左遷も解...
  6. 過去への手紙2  
    過去への手紙1@アイツらは俺の変化に気付いていない。@気づいていても気づかない振...
  7. 佐藤 1分間ワーク 
    美のエネルギーの流れ、豊かさを増幅、拡散させる自分へ10月1日人生の選択肢は、ど...
  8. 佐藤 10月1日 ワーク
    Q3あなたは「美」が好きなのです。職業を選ぶときも、それを基準に判断するのもあり...
  9. 仕事で1年
    早いもので、今の部署に異動になってから、一年が経とうとしている。去年の今頃は今後...
  10. 過去への手紙、佐藤のワーク
    Q1仕事、プライベート、趣味の分野で、どんな感情を持ち、どんな人と一緒にいたのか...